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白いパズル

ブログまで行き着いてくださった貴方なら、

僕の情報を色々と探ってくれていることでしょう(探ってくれて有難う!嬉)から、

諸々と割愛させて頂きます。

ま、あんまり僕の情報なんてなかったと思いますが……。汗

脚本家・監督(演出家)、時々、撮影監督としてお仕事させて頂いております、葉生絽と申します。

現在、新作のショートフィルム『白いパズル』の本編集真っ只中、

レンダリングだったりで待ち時間が出てくる中で「あ、ブログ書こう」となったわけです。

『白いパズル』という作品について情報など全くないと思うのですが、少し書きたいと思います。

今まで僕がインディペンデントで作ってきた作品は、

インディペンデントであっても、スタッフにはプロが複数人いることが通常でした。

シナリオを作成する際でも、知り合いのプロの目や、脚本家の先輩にアドバイスを頂いたり。

そうする事で、不思議と自分は良い作品を作れる! だって色んな人が「こうした方が良い作品にな

る!って言ってくれてるし!」って、作品のクオリティー担保が勝手に出来た気がしていたんです。

で、現場では歴戦の猛者であるスタッフにおんぶに抱っこ状態で、事なかれで現場は進み、

いつの間にか、はい、クランクアップ。ってな感じでした。他力本願この上なかった……。

勿論、その当時の最大限の努力をしていたと自負していますが、その感覚は拭えなかったんですね。

でも、今作は自分が表現したい物語のテーマ、ディテールの部分は何一つ妥協せず、徹頭徹尾、

コレが自分の作品だ! 自分の頭で良い作品を作るんだ! と、唱えるように撮影まで臨みました。

もし「この脚本、面白い?」って誰かに言われようものなら「うるせー!」って返していたと

思います。笑 そんな一幕は幸いありませんでしたが、それぐらい今作に賭ける想いは強かった。

自己中宣言___。 初めての反抗期___。中学デビューならず、おっさんデビュー___。

それでも無事に撮影を終えられたのは、スタッフ・キャストの寛大さに依る所が大きかったと

思っています。一歩間違えると独りよがりな現場になるかもしれないという危惧はありま

した。でも、スタッフは僕の意を汲んでくれて、現場では良いアイデアがザクザク。

キャストは自分なりに考えて来てくれたアプローチをホイホイ。

俗に言う、クリエイティブな現場でした。あ〜、なんて良い現場なんだ。と幸せでした。

そして、クランクアップから一ヶ月半、こうして幸せの中で僕は本編集をしています。

作品のクオリティー、特に演出面・撮影技術面・演技面では、もっとやれたという部分は

ありました。今後の課題ですね。けど、今作は自分が自分であれた記念碑的作品になりました。

それに、スタッフ・キャストにとっても誇れる作品になってくれてるんじゃないか?と勝手に

思っています。いや、そうであって欲しい……。

ま、まだ完成していない中で、誇れるも何もあったもんじゃないんですがね……。

と、完成間近の作品をいじくっている中、ふと、懐古してみたくなった夜でございました。

葉生絽


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